小田原城下町グルメ散歩！老舗から新店まで食べ歩き 特集

戦国時代から続く歴史ある城下町・小田原。その風情ある街並みには、伝統と革新が織り交ざった魅力的なグルメスポットが点在しています。小田原城を望む石畳の道を歩けば、老舗の和菓子店から話題の新店まで、地元の食材を活かした絶品料理に出会えます。相模湾の新鮮な海の幸、足柄の山の恵み、そして職人の技が光る名物料理まで。今回は、そんな小田原新城下町で楽しめる珠玉の食べ歩きグルメをご紹介します。歴史散策とともに味わう、特別な小田原の食文化の旅へ出かけませんか。

ミナカ小田原

2020年にオープンした小田原駅直結の複合施設「ミナカ小田原」。地上14階建ての洗練されたタワーには、グルメ、ショッピング、宿泊、温浴施設が集結し、小田原の新たなランドマークとして注目を集めています。屋上展望足湯からは小田原城や相模湾を一望でき、歴史ある城下町に現代的な魅力をプラスした、新しい小田原体験の拠点です。駅からアクセス抜群で、雨の日でも安心して楽しめるのが魅力。今回は、ミナカ小田原の3階にある小田原新城下町で味わえる絶品グルメをご紹介します。

1.福来すずめ

小田原名物「福来すずめ」は、かわいらしいすずめの形をした郷土菓子として親しまれています。もちもちの生地に甘さ控えめの餡が包まれた素朴な味わいは、食べ歩きにぴったり。一口サイズで手軽に楽しめ、お土産としても人気の高い逸品です。小田原散策のお供に、この愛らしい和菓子をぜひ味わってみてください。

2. パン焼き処　ブンブンPlus

小田原で愛され続ける「パン焼き処 ブンブンPlus」の看板商品「小田原超うす皮ちょうちんあんぱん」は、その名の通り薄い皮にたっぷりのあんこが詰まった絶品です。ふわふわの生地と上品な甘さのあんこが絶妙にマッチし、食べ歩きにも最適なサイズ感。小田原の新名物として注目を集める、一度は味わいたい特別なあんぱんです。

3.籠清

「創作煉處 籠清」は、伝統的な練り物作りの技術に現代的なアレンジを加えた創作かまぼこの専門店。手軽に味わえる一口サイズの練り物や、小田原の新鮮な魚介を使った揚げたて商品は食べ歩きにぴったり。老舗の技と革新が生み出す、小田原ならではの新感覚グルメを堪能できる注目スポットです。

4.小田原吉匠

「小田原吉匠」の看板商品は、頭から尻尾まで丸ごと食べられる「鯵の唐揚げ」。しお、しょうゆ、カレー、ペペロンチーノなどフレーバーが豊富で、ザクザクの歯ごたえとジュワッと広がる旨味が絶品です。食べ歩きにぴったりの一品で、小田原の新鮮な鯵を手軽に味わえる注目のテイクアウトグルメです。

5.湘南カフェラボ

「湘南カフェラボ」は、湘南パンケーキがプロデュースするシュークリーム専門店。看板商品の「湘南シュークリーム」は、サクサクのメレンゲ菓子をあしらったシュー皮と自家製カスタードが絶品です。湘南牛乳や湘南小麦を使った地元素材にこだわり、食べ歩きにぴったりなソフトクリームも人気の注目スイーツショップです。

ミナカ小田原

住所	神奈川県小田原市栄町1丁目1番15号
電話番号	0465-22-1000 落とし物のお問い合わせ：0465-22-1050
営業時間	小田原城下町は10:00～20:00
公式サイト	https://www.minaka-odawara.jp/

かまぼこ通り

小田原駅周辺に位置するかまぼこ通りは、江戸から明治期の風情を再現したノスタルジックな雰囲気が漂う商店街です。旧東海道小田原筋にあり、蒲鉾屋の本店や干物屋など30店舗あまりが立ち並ぶ漁師町風情が色濃く残る通りとして、小田原観光の名所となっています。小田原に12軒あるかまぼこ屋の味や形、食感など各店それぞれの特徴を楽しめるのが大きな魅力。食べ歩きにピッタリの揚げかまぼこなどは店先でもお召し上がりいただけます。

1.鱗吉

天明元年（1781年）創業の老舗かまぼこ店「鱗吉」は、小田原で最も歴史あるかまぼこ屋のひとつ。名物の「じねんじょ棒」は食べ歩き専用に作られた逸品で、自然薯のもちもち食感と魚の旨味が絶妙にマッチします。240年以上受け継がれる伝統の技が生み出す、かまぼこ通りでぜひ味わいたい特別な一品です。

営業時間 / AM9:00～PM5:00 年中無休

2. 山上蒲鉾店

明治11年（1878年）創業、147年の歴史を誇る小田原蒲鉾の老舗「山上蒲鉾店」。全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を通算5回受賞し、化学調味料無添加で魚本来の味を活かした身体に優しい蒲鉾が自慢です。魚の仕入れから製造まで全工程を自社で行う職人集団が作る素朴で飽きのこない味は、食べ歩きでも安心して楽しめます。

営業時間 / 8:00～18:30 定休日 / 毎週水曜 ８月14・15日 １月1～3日

3.いせかね蒲鉾

天保元年（1830年）創業の老舗「いせかね蒲鉾」は、190年以上の歴史を誇る小田原の名店。厳選した原料と箱根丹沢の天然水を使用し、伝統製法の石臼で仕上げた蒲鉾は格別の味わいです。東宮御所献上の実績もある逸品で、かまぼこ通りでの食べ歩きでは、伝統の技が生み出す上品で深い味を手軽に楽しめます。

営業時間 / ８：００～１７：００ 定休日 / 毎月第３水曜・元旦

4.杉清蒲鉾

明治37年（1904年）創業、120年以上の歴史を誇る「杉清商店」。新鮮な魚の繊維を切らないよう伝統の石臼ですり上げ、その日の気温や湿度を見極めて水分量を調節する職人技が光ります。ミネラル豊富な箱根・丹沢水系の地下水で茹で上げた手作りさつま揚げは、ひとつひとつ形が違うのが手作りの証。食べ歩きで味わう職人の心意気です。

営業時間 / ９：００～１８：００ 定休日 / 日曜日

まとめ

小田原の食べ歩きは、現代的なミナカ小田原と伝統的なかまぼこ通りの両方で楽しめる贅沢な体験です。ミナカ小田原では、創作煉處籠清の革新的な練り物、小田原吉匠の丸ごと食べられる鯵唐揚げ、湘南カフェラボの地元素材を使ったスイーツなど、新しい感覚のグルメが勢揃い。一方、かまぼこ通りでは、天明元年創業の鱗吉、明治期創業の山上蒲鉾店、天保元年創業のいせかね蒲鉾、明治37年創業の杉清など、歴史ある老舗が伝統の味を守り続けています。新旧の魅力が融合した小田原ならではの食べ歩き体験で、城下町の食文化の奥深さを存分に味わってください。